今回はSnapphoto的に … 。
古代日本史、郷土史、民俗学、早い話が雑学に少々様々に首を突っ込んで … 。
田んぼの中の小高い丘。岩手県奥州市衣川区に存在する「安倍の館遺跡」。
およそ1000年の昔、この地に居を構えていた俘囚の長「 安倍氏 」の居城の跡地です。
安倍晋三首相の辞任の報道の後、思い浮かんだのがこの遺跡と、安倍貞任、安倍宗任。
「 前九年の役 ( 1051年~1062年 )」にて歴史に名を残す英雄達。
戦に敗れ 降服し一命をとりとめ、源義家に都へ連行された。その際、奥州の蝦夷は花の名など知らぬだろうと侮蔑した貴族が、梅の花を見せて何かと嘲笑したところ、
「わが国の 梅の花とは見つれども 大宮人はいかがいふらむ」… 安倍宗任
と歌で答えて都人を驚かせたという。
安倍晋三首相は「ルーツは岩手県。その岩手県に帰ってきた」と参議院議選挙の
氏は 安倍宗任 から数えて 44代目の末裔。連続在任期間2799日 ( 2020年8月24日 ) は歴代1位。
氏の類まれなリーダーシップは遠い昔、偉大な祖先から引き継いだDNAの賜物なのかもしれない。
… もしも氏が健康体を取り戻したのならば、一人の個人同士、盃など酌み交わしながら、こんな歴史にまつわる会話などをしてみたいと思ったりして … 。